「年末年始に旅行したいけど、料金を見て諦めた…」
その気持ち、痛いほどわかります。
JTBの最新調査によると、2024-2025年の年末年始の国内旅行平均費用は43,000円。これは調査開始以来過去最高の金額です。物価高、人手不足、インバウンド回復…さまざまな要因が重なって、年末年始の旅行はどんどん高くなっています。
実際、「旅行費用が高いから」という理由で年末年始の旅行を諦める人は23.9%もいるそうです。
でも、ちょっと待ってください。
実は、日程を1〜2日ずらすだけで、同じ宿に1〜3万円安く泊まれることがあるんです。
この記事では、年末年始でもお得に旅行するための「日程戦略」と「7つの裏技」をお伝えします。
なぜ年末年始の旅行はこんなに高いのか
まず、敵を知ることから始めましょう。年末年始の料金が高騰する理由は主に3つあります。
1. 需要の集中
2024-2025年の年末年始は「9連休」という日並びの良さ。多くの人が一斉に旅行を計画するため、宿泊施設は強気の価格設定ができます。
2. 人件費の上乗せ
年末年始に働くスタッフには特別手当が支払われます。このコストが宿泊料金に上乗せされているのです。
3. 「稼ぎ時」だから
観光業にとって年末年始は最大の書き入れ時。普段の2〜3倍の料金設定でも、予約が埋まってしまうのが現実です。
つまり、12月29日〜1月3日のド真ん中に予約を入れると、最も高い料金を払うことになります。
「1日ずらす」だけで変わる!年末年始の料金カレンダー
年末年始の料金は、日によって大きく変動します。以下が料金の目安です。
| 期間 | 料金レベル | 混雑度 |
|---|---|---|
| 12月24日〜27日 | 通常〜やや高 | 空きあり |
| 12月28日〜30日 | 高い | 混雑 |
| 12月31日〜1月1日 | 最高値 | 満室多数 |
| 1月2日〜3日 | 高い | 混雑 |
| 1月4日以降 | 通常〜やや高 | 空きあり |
狙い目は「12月25日〜27日出発」または「1月2日〜3日チェックイン」です。
大晦日と元日を避けるだけで、同じ宿でも料金が1〜2万円下がることは珍しくありません。
「でも、年越しを旅先で過ごしたい…」という気持ちもわかります。その場合は、次の裏技を試してみてください。
年末年始でも安く旅行する7つの裏技
裏技1:都市部のホテルを狙う
意外かもしれませんが、年末年始は都市部が穴場になります。
理由は簡単で、多くの人が温泉旅館やリゾートに流れるから。東京、横浜、大阪、京都、金沢などのシティホテルは、比較的空きがあり、料金も温泉旅館ほど跳ね上がりません。
都市部なら初詣スポットも豊富ですし、年末年始ならではのイベントやイルミネーションも楽しめます。
裏技2:早期予約で「早割」を確保する
年末年始の宿は、6〜8月頃から予約が入り始めます。
多くの宿が「30日前」「60日前」などの早期予約割引を用意しているので、旅行を決めたらすぐに予約するのが鉄則です。
特に人気の温泉旅館は、9月〜10月には良い部屋から埋まっていきます。
楽天トラベルでは「早期予約」の絞り込み検索ができるので、まずは空室状況だけでもチェックしておくことをおすすめします。
裏技3:「素泊まり」で大幅コストダウン
年末年始の旅館は、豪華なおせち料理や特別会席がセットになったプランが中心。これが料金を押し上げている原因でもあります。
あえて「素泊まり」や「朝食のみ」のプランを選べば、同じ宿でも1万円以上安くなることがあります。
食事は地元の居酒屋や飲食店で楽しむ、というスタイルも悪くありません。地元のお店で年越しそばを食べる体験は、旅館の部屋食より思い出に残るかもしれませんよ。
裏技4:連泊割引を活用する
2泊、3泊と連泊すると、1泊あたりの料金が下がるプランを用意している宿は多いです。
今年の年末年始は9連休。「せっかくだから長めに泊まる」という選択をすれば、1泊あたりのコストを下げながら、ゆったりとした旅を楽しめます。
裏技5:楽天ポイント・クーポンを総動員する
楽天トラベルを使うなら、以下を必ずチェックしてください。
- 5と0のつく日に予約するとポイント還元率アップ
- 楽天スーパーセール(12月に開催されることが多い)
- 宿クーポン(各宿が独自に発行しているクーポン)
- ふるさと納税の宿泊クーポン(自治体によっては翌年にも使える)
普段の買い物で貯めた楽天ポイントを宿泊費に充てることもできます。ポイントを貯めている人は、年末年始の旅行で一気に使うチャンスです。
裏技6:「直前予約」で空室を狙う(上級者向け)
これは少しリスクがありますが、直前になると値下げする宿もあります。
旅行会社の元スタッフが教える裏技として、「キャンセル無料の宿を先に押さえておき、直前に安いプランが出たら乗り換える」という方法があります。
ただし、年末年始は満室になる宿も多いので、「最悪、予約が取れなくてもいい」という覚悟がある人向けです。
裏技7:1月の3連休に「ずらす」
2025年の1月は、1月11日〜13日に3連休があります。
年末年始のピークを完全に外して、1月の3連休に旅行をずらせば、料金は大幅に下がります。温泉旅館も空きが出やすく、ゆったりと過ごせるのもメリットです。
「年末年始に旅行した」という体験より、「お得に温泉を楽しめた」という満足感を優先するなら、この選択肢もありですよ。
年末年始でも「1万円以下」で泊まれる宿はある
「年末年始は高い」というイメージがありますが、探せば1万円以下で泊まれる宿も存在します。
たとえば以下のような宿を狙ってみてください。
- ビジネスホテル(都市部なら年末年始でも比較的安定した価格)
- ゲストハウス・ホステル(素泊まり中心で格安)
- 公共の宿・国民宿舎(料金設定が良心的)
楽天トラベルなら「料金の安い順」で並び替えができるので、予算に合った宿を効率的に探せます。
まとめ:「いつ行くか」で旅費は変わる
年末年始の旅行が高いのは事実。でも、工夫次第で1〜3万円の節約は十分に可能です。
この記事のポイント
- 12月31日〜1月1日を避けるだけで料金は下がる
- 都市部ホテルは年末年始の穴場
- 早期予約で割引プランを確保
- 素泊まり・連泊で1泊あたりのコストを下げる
- 楽天ポイント・クーポンを忘れずにチェック
「高いから諦める」のはもったいない。少しの工夫で、年末年始の旅行は手が届くものになります。
まずは、希望のエリアで日程をずらしながら空室状況をチェックしてみてください。意外と「この日なら安い!」という発見があるはずです。
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